・健康・生活
(1)毎日の検温・手洗い・うがいを実施し、健康状態を把握していきます。
(2) 健康な心と体を育て、健康で安全な生活出来るように支援を行います。
健康状態の定期的なバイタルチェック等と必要な対応を行う際には、意思表示が難しい子どもの障害の特性や発達の過程・特性を考慮し、小さなサインから心身の異変に気づけるよう、細やかな観察を行います。
また、医療ケアが必要とする子が安全に過ごせる様に、日々の確認を行いながら、ケアを実施していきます。
(3)健康の増進 睡眠、食事、排泄など基本的な生活のリズムを身に付けられるよう支援します。また、食事形態や口腔内機能、感覚などに配慮しながら、楽しく食事ができる環境を整えます。
(4)リハビリテーションの実施 日常生活や社会生活を充実させるために、それぞれの子どもに適した身体的、精神的、社会的な訓練を行います。
(5)基本的生活スキルの獲得 清潔な身の回りや食事、衣類の着脱、排泄などの基本的な生活技能を獲得できるよう支援します。
(6)さまざまな遊びを通して学習できるよう、生活環境を整えます。また、障害の特性に配慮し、時間や空間を本人に分かりやすく構造化し、見通しを持って取り組める工夫をしていきます。
・運動・感覚
(1)理学療法士による個別のリハビリテーションを行い、基本動作(寝返るり、立つ、座る、歩く)や手先の粗大運動・巧緻動作の訓練、関節可動域訓練、感覚入力、バランス訓練を行います。
(2)イベントを通して、保有する視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚等を十分に活用しながら、五感全てを感じられるよう、遊びなどを通して支援します。
(3)感覚や認知の特性を考慮し、環境調整などの支援を行い、感覚の偏りに対応します。
・認知・行動
(1)認知や行動の手掛かりとなる概念の形成 物の機能や属性、形、色、音が変化する様子、空間・時間などの概念の形成を通じて、認知や行動の手がかりとして活用できるよう支援します。
(2)数量、大小、色等の習得 数量、形の大きさ、重さ、色の違いなどの習得を支援します。
(3)認知の偏りへの対応 認知の特性を踏まえ、情報処理や認知の偏りに対処し、個々の特性に合った支援を行います。また、こだわりや偏食などにも対応します。
・言語・コミュニケーション
(1)簡単なあいさつや会話など、円滑なコミュニケーションを行う事ができるよう支援します。
(2)具体的な事物や経験と言葉の意味を結び付け、体系的な言語の習得や自発的な発声を促進します。
(3)話し言葉や文字・記号、表情等を用いて、相手の意図を理解したり、自分の考えを伝えたりする能力を支援します。
・人間関係・社会性
(1)集団でのイベントの中で協同遊びの活動を通し、他の利用者や職員とのコミュニケーションをとる機会を設け、自己理解・他者理解を養います。
(2)との関係を築き、信頼関係を基盤として、周囲の人と安定した関係を形成するための支援を行います。
(3)模倣行動の支援 遊びを通じて模倣行動を促し、社会性や対人関係の発達を支援します。
(4)感覚運動遊びから象徴遊びへの支援 感覚運動や象徴遊びを通じて社会性の発達を支援します。
(5)地域施設などへの社会見学へ行き、ルールやマナーに関する知識を養います。
(6)地域や集団への参加への支援とし、 集団活動に参加できるよう支援します。